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Volvo 740
以前は海外で設定があったものの現在は絶版となった車種の現車合わのオリジナルスプリング作成。並びに足回り全般のリフレッシュの事例
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vol.1:2007/1 測定 |
(2007年1月31日) |
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現在ラインアップに存在しないモデルのスプリング作成+リフレッシュ作業となります。 往年の車種の場合廃盤となり、現在ラインナップの無くなってしまった車種も多々あります。メーカーでデータを持ち再生産が可能な場合は良いのですが、そのようなケースは殆ど希と言って過言ではありません。そのような場合でもSESでは様々なサスペンションメーカーとの協力体制によりワンオフ製作が可能です。
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入庫した状態で計測したところ、リアは-15〜19mmという左右差が出ました。(この程度の左右差はよくあります) 純正の車高ではなんと9mmも運転席側の方が低かった事になります。新車でも結構左右の車高差もあることがあるのですが、さらにこのくらいの 車歴と距離になるといろいろとバランスが狂ってくるものです。
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今回は事前にデータを取りスプリング(EIBACH製)を事前に作成致したものを装着します。 上(色バーガンディー)がSES特注スプリング。下(色ブラック)が純正装着されていた物。
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純正ショックにSESオリジナルスプリングを組んだ場合。(フロント)
純正装着されていた状態。 バンプラバー/ブーツも経年劣化で末期症状に...
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組む前に交換パーツ含む部材もろもろ..... バンプラバーは1/3位くさってボロボロの状態。ダストブーツも原形をとどめていません。これではロッド、シール等も傷み放題!オイル漏れなどのトラブルも起こりやすくなってしまします。 純正部品としては少々高いものですが、ここで換えるか換えないかがその後の耐久性に随分と影響しますから、思い切って交換しましょう。
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バンプラバーも勿論交換。 フルバンプ時などの底着き等の際の対策にリフレッシュ。
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比較経年劣化と疲労で使用限界を超えた例。本来干渉材として衝撃を吸収緩和するための機能を果たすはずが、この状態では固着してしまい本来の意味をなしません。勿論右写真のような亀裂も同様足回りの機能を十二分に発揮させるためにリフレッシュが必要
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ラバーマウント類を新品にすると-17mmに!これだけ距離を乗っているとマウント類のリフレッシュでも変化が大きいですね。少しなじむと-19〜20mmくらいで収まると思います。
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純正ショックにSESオリジナルスプリングを組んだ場合。(リア)
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リアスプリング比較フロント同様に上(色バーガンディー)がSES特注スプリング。下(色ブラック)が純正装着されていた物。 寿悠長はほぼ同等ながら考え方の違いが判るほど形状が異なります。SES特注はバリアブルレートで細かい巻きの部分が初期の作動領域となり非いつ様に応じ緩い巻きの部分で通常の作動をさせます。Eibachの広大なデータをバックボーンに適度なレートアップと車高ダウンをしながらもしなやかな乗り心地を保つ為に線材、線径、デザインを決定します。
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バネレートはフロント純正8N/mm(1.84Kg/mm)から、25N/mm(2.55Kg/mm)に、リア純正 19N/mm(1.93Kg/mm)から、21 N/mm(2.14Kg/mm)に変更しました。
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ロントはしっかり感を出す為にレートを大きく変更しました。リアは車高とサスペンション形式の関係でスプリングの自由長に制限が大きく、また乗り心地の確保(リアが意外と重要)の為に少し抑えたレート設定としました。
このフロントのレートアップでも十分乗り心地が良いのですが、製品化にあたり、VOLVOはサンプル品と比較して量産仕様はリアとのバランスももう少し加味して若干レートを落します。(フロントさらに5mm、リアさらに2mm下がる仕様にて量産する予定検討中です)
また、今後9xx系のテストを予定しておりますのでご興味のある方はお問い合せ下さい。
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